- TOPPAGE
- スタイルブランディング®コラム
複数の選択肢を得る
反証がないかぎり、反対する者も知的で公正であると仮定する。 明らかに間違った結論に達している者については、 「自分とは異なる現実を見て、異なる問題に気づいているに違いない」 「もしその意見が知的かつ合理的であるとするならば、彼はどのような現実を見ているか」 と考えなければならない。 ~P.Fドラッカー「マネジメント(中)」 引用:「実践するドラッガー【行動編】」/発行:ダイヤモンド社 ===================================== 私たちは、誰が正しいか、何が正しいか、にとらわれがちです。 しかし、真摯に述べられた..続きを読む
関係者を巻き込む
意思決定の実行を効果的なもににするには、 決定を実行するうえで何らかの行動を起こすべき者、 逆にいえば決定の実行を妨げうる者全員を、 決定前の議論の中に責任をもたせて参画させて おかなければならない。 ~P.Fドラッカー「マネジメント(中)」 引用:「実践するドラッガー【行動編】」/発行:ダイヤモンド社 ===================================== 決めてから賛同を得る努力をするのではなく、 決める前に巻き込んでおく。 やりようによっては「根回し」的な慣習に思えますが、 しかるべき人を巻き込んでおかないと、 せ..続きを読む
目的を明らかにする
意思決定においては、決定の目的は何か、 達成すべき目標は何か、満足させるべき必要条件は何かを 明らかにしなければならない。 ~P.Fドラッカー「経営者の条件」 引用:「実践するドラッガー【行動編】」/発行:ダイヤモンド社 ===================================== 当たり前ですが、 試行錯誤すると見えなくなってしまいがちなことを、 ずばりと指摘されています。 とくに陥りがちなのが、 目的と目標を混同してしまうことではないでしょうか。 とりあえず○○といった曖昧な目的では、 目標も行動もマインドも曖昧な..続きを読む
問題の根本を問う
問題が一般的なのか例外的なのかが明らかになれば、 何についての問題か、何が問題か、何が問題解決のカギかを 見つけやすくなる。 ただし最大の危険は、問題を誤認することではなく、 不十分なとらえ方しかしないことにある。 ~P.Fドラッカー「P・F・ドラッカー経営論」 引用:「実践するドラッガー【行動編】」/発行:ダイヤモンド社 ===================================== ドラッカーが言う、最大の危険には陥りたくないですね。 問題を誤認するよりも、不十分なとらえ方の方しかしない方が、 危険だと言っています。 不十分なと..続きを読む
一般的な問題、例外的な問題
まず初めに、一般的な問題か例外的な問題か、 何度も起こることか個別に対処すべき特殊な事かを 問わなければならない。 基本的な問題は、原則と手順を通じて解決しなければならない。 これに対し例外的な問題は、状況に従い個別の問題として 解決しなければならない。 ~P.Fドラッカー「経営者の条件」 引用:「実践するドラッガー【行動編】」/発行:ダイヤモンド社 ===================================== 正しい決定の3つのステップの最初は、「共通の理解」。 ドラッカーは、基本的な問題は「原則と手順」を通じて解決する。..続きを読む
正しい決定の3つのステップ
正しい決定は、 共通の理解と、対立する意見、競合する選択肢、 をめぐる検討から生まれる。 ~P.Fドラッカー「経営者の条件」 引用:「実践するドラッガー【行動編】」/発行:ダイヤモンド社 ===================================== この3つのステップについて、 著書に記されている解説を追記します。 最初のステップ「共通の理解」について 第一のステップは「共通の理解」を得るためのもので、 次の手順で行います。 ①一般的な問題と例外的な問題に分類する ②正しい問いをもって問題の根本的を明確にする ..続きを読む
事実ではなく、意見から始める
意思決定についての文献のほとんどが、まず事実を探せという。 だが、成果をあげる者は、 事実からはスタートできないことを知っている。 誰もが自分の意見からスタートする。 しかし、意見は未検証の仮説にすぎず、 したがって現実に検証されなければならない。 ~P.Fドラッカー「経営者の条件」 引用:「実践するドラッガー【行動編】」/発行:ダイヤモンド社 ======================================= 意思決定のプロセスにおいて、「意見から始める」というのが、 ドラッカーの特長が一番出ている部分だと思います。 ..続きを読む
重要な決定に集中する
成果をあげる者は、さほど多くの決定は行わない。 重要な決定にかける時間を間違う者もいる。 重要な決定に時間をかけずに、意味のない、 しかも易しい決定に時間をかけている。 ~P.Fドラッカー「非営利組織の経営」 引用:「実践するドラッガー【行動編】」/発行:ダイヤモンド社 ======================================= 日常行っている意思決定は、実は重要な決定がなされている上で、 行われているものなのではないでしょうか。 会社の方針、クライアントの意向、自分の流儀、優先順位・・・ これらの事の決定、時間をかけ..続きを読む
意思決定が未来をつくる
成果を上げるエグゼクティブを論ずるにあたって、 意思決定は特別の扱いを受けるに値する。 エグゼクティブたる者は、いくつかの明確な要素と手順から 構成される体系的なプロセスとして、それらの意思決定を 行わなければならない。 ~P.Fドラッカー「経営者の条件」 引用:「実践するドラッガー【行動編】」/発行:ダイヤモンド社 ======================================= 今回のコラムからしばらくは、 「意思決定」について考えていきたいと思います。 ドラッガーの言葉を中心に、意思決定にかかわる言葉や仕組みなど..続きを読む
市場や用途から顧客を特定する
素材産業や用途産業では、マーケティング分析は、 顧客ではなく市場や用途からスタートすればよい。 ~P.Fドラッカー「創造する経営者」 引用:「実践するドラッガー【事業編】」/発行:ダイヤモンド社 ======================================= 顧客を特定する際に、性別や年齢といった属性が1つの指標になりますが、 「状態」というくくりも1つの大きな指標になると思います。 つまり、ある課題を抱えている人や企業を顧客とする。 そこに共通しているのは、「ある課題」=「同じような悩み」です。 ソリューション営業や企画..続きを読む