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一般的な問題、例外的な問題
まず初めに、一般的な問題か例外的な問題か、 何度も起こることか個別に対処すべき特殊な事かを 問わなければならない。 基本的な問題は、原則と手順を通じて解決しなければならない。 これに対し例外的な問題は、状況に従い個別の問題として 解決しなければならない。 ~P.Fドラッカー「経営者の条件」 引用:「実践するドラッガー【行動編】」/発行:ダイヤモンド社 ===================================== 正しい決定の3つのステップの最初は、「共通の理解」。 ドラッカーは、基本的な問題は「原則と手順」を通じて解決する。..続きを読む
正しい決定の3つのステップ
正しい決定は、 共通の理解と、対立する意見、競合する選択肢、 をめぐる検討から生まれる。 ~P.Fドラッカー「経営者の条件」 引用:「実践するドラッガー【行動編】」/発行:ダイヤモンド社 ===================================== この3つのステップについて、 著書に記されている解説を追記します。 最初のステップ「共通の理解」について 第一のステップは「共通の理解」を得るためのもので、 次の手順で行います。 ①一般的な問題と例外的な問題に分類する ②正しい問いをもって問題の根本的を明確にする ..続きを読む
事実ではなく、意見から始める
意思決定についての文献のほとんどが、まず事実を探せという。 だが、成果をあげる者は、 事実からはスタートできないことを知っている。 誰もが自分の意見からスタートする。 しかし、意見は未検証の仮説にすぎず、 したがって現実に検証されなければならない。 ~P.Fドラッカー「経営者の条件」 引用:「実践するドラッガー【行動編】」/発行:ダイヤモンド社 ======================================= 意思決定のプロセスにおいて、「意見から始める」というのが、 ドラッカーの特長が一番出ている部分だと思います。 ..続きを読む
重要な決定に集中する
成果をあげる者は、さほど多くの決定は行わない。 重要な決定にかける時間を間違う者もいる。 重要な決定に時間をかけずに、意味のない、 しかも易しい決定に時間をかけている。 ~P.Fドラッカー「非営利組織の経営」 引用:「実践するドラッガー【行動編】」/発行:ダイヤモンド社 ======================================= 日常行っている意思決定は、実は重要な決定がなされている上で、 行われているものなのではないでしょうか。 会社の方針、クライアントの意向、自分の流儀、優先順位・・・ これらの事の決定、時間をかけ..続きを読む
意思決定が未来をつくる
成果を上げるエグゼクティブを論ずるにあたって、 意思決定は特別の扱いを受けるに値する。 エグゼクティブたる者は、いくつかの明確な要素と手順から 構成される体系的なプロセスとして、それらの意思決定を 行わなければならない。 ~P.Fドラッカー「経営者の条件」 引用:「実践するドラッガー【行動編】」/発行:ダイヤモンド社 ======================================= 今回のコラムからしばらくは、 「意思決定」について考えていきたいと思います。 ドラッガーの言葉を中心に、意思決定にかかわる言葉や仕組みなど..続きを読む
市場や用途から顧客を特定する
素材産業や用途産業では、マーケティング分析は、 顧客ではなく市場や用途からスタートすればよい。 ~P.Fドラッカー「創造する経営者」 引用:「実践するドラッガー【事業編】」/発行:ダイヤモンド社 ======================================= 顧客を特定する際に、性別や年齢といった属性が1つの指標になりますが、 「状態」というくくりも1つの大きな指標になると思います。 つまり、ある課題を抱えている人や企業を顧客とする。 そこに共通しているのは、「ある課題」=「同じような悩み」です。 ソリューション営業や企画..続きを読む
顧客の企業に対する関心は些細なものである
市場にとっては、いかなる製品、いかなる企業も重要な 存在ではない。最も価値があり、最も望まれている製品でさえ、 多様な製品、サービス、満足の一部にすぎない。 ~P.Fドラッカー「創造する経営者」 引用:「実践するドラッガー【事業編】」/発行:ダイヤモンド社 ======================================= 確かに「些細なこと」で購入する商品が変わったり、 購入すらしなくなったりということが、自分自身の生活の中でも、 多々あります。 コンシューマブランドをもつ企業に勤めているビジネスマンが、 必ずしも自社製品..続きを読む
「市場の現実」から顧客の世界を知る
市場の現実からいえることは一つだけである。 すなわち、事業にとって重要なことは、 顧客の現実の世界、すなわちメーカーやその製品が、 かろうじて存在を許されるにすぎない、 外部の現実の世界を知ることだということである。 ~P.Fドラッカー「創造する経営者」 引用:「実践するドラッガー【事業編】」/発行:ダイヤモンド社 ======================================= 「現実」という言葉が何回も出てきます。 市場の、顧客の、外部の「現実」とは何でしょうか? 例えば商品開発をする際、 頭では市場や顧客の目線で考..続きを読む
顧客はドリルではなく穴を欲している
企業とは何かを決めるのは顧客である。 なぜなら顧客だけが財やサービスに対する支払の意志を持ち、 経済資源を富に、モノを財貨に変えるからである。 しかも顧客が価値を認め購入するものは、財やサービスそのものではない。 財やサービスが提供するもの、すなわち効用である。 ~P.Fドラッカー「マネジメント」 引用:「実践するドラッガー【事業編】」/発行:ダイヤモンド社 ======================================= なるほど・・・。その通り、「効用」です。 その効用が、心理的、感情的なものである場合もあれば、 物理..続きを読む
事業の目的は、顧客の創造である
事業の目的は顧客の創造である。 買わないことを選択できる第三者が、 喜んで自らの購買力と交換してくれるものを供給することである。 ~P.Fドラッカー「創造する経営者」 引用:「実践するドラッガー【事業編】」/発行:ダイヤモンド社 ========================================== この「顧客の創造」は数あるドラッガーの言葉の中でも、 最も有名で根幹にある言葉です。 利益を出さなければ企業は存続しない。その利益の源泉は顧客です。 だから、顧客を見て顧客を知る。顧客の期待に応え続ける。 当たり前のことで..続きを読む