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企業経営/ビジネス拡大支援

関係構築と持続可能性(リレーションシップとサスティナビリティ)

過去に学び、今を知り、未来に向けて決断する

社会や企業は「生き物」であり、経営者はその「生き物」を、活かすか、
壊すか、創るか、成長させるか、どの選択をするにせよ、
意思決定をする権限と責任を持っています。

過去に学ぶというのは、過去を踏襲することでも過去を否定することでもありません。
今を知るということは、今を認めるということでも今を否定することでもありません。
未来に向けて決断をするということは、未来志向であれば良いということではありません。

過去も今も未来も、本来あるべき姿をきちんと考えるということです。
理想論ではなく、

「あの時のあの意思決定はどういう状況下と材料で行われたものなのか」を知ろうとし、
「今からする意思決定にはどういう材料が必要なのか」を考え抜いて実行することが、
会社経営やビジネスの発展には欠かせない要素です。

過去・現在・未来に正面から向き合って本質を見出すためには、カウンセリングで受ける質問対して答えている自分から、大きな気付きが生まれます。
他者から質問を受けて答えているうちに、自分が主体的にそのことにかかわっている心理状況になり、本質を見極めようとする思考と行動につながります。

経営者や自らのビジネスを掌る人は、
こういった状況を踏まえて意思決定をしていく必要があります。

関係構築(リレーションシップ)なくして持続可能性(サスティナビリティ)はない

会社やビジネス、または個人が、ずっと必要され続けるには、
持続可能性の高い、強くてしなやかな軸が必要です。
どんなに熟考された意思決定をしても、軸が弱ければ、ステークホルダーの期待
にも応えられません。

一見、短いサイクルで変化しているように見えるビジネスモデルや商品にも、
必ず根底には強くてしなやかな軸が隠されています。
それは、短期間で変化を起こすことでマーケットやお客様の期待に応え、
周囲との関係構築を常にベターな状況に保っています。

一方で、一見ずっと変わらないように見えるビジネスモデルや商品も存在します。
それも、変わっていないようで実はマーケットやお客様の期待や変化、
成長に合わせて変わっています。

しかし、根本から変わってしまっているのではなく、実はしなやかな軸によるお客様にとって心地よい変わり方、
発展の仕方で、周囲との関係を良好に保っています。

そのためには、常に周囲との関係性を定義して見直し、時には大胆でメリハリのついた意思決定が必要な時も
あるでしょう。
そんな時には、過去に学び、今を知り、未来に向けて決断をしてみてください。

周囲を混乱させない関係構築

あらためて、「周囲」とは、それぞれの企業、ビジネス、そして自分自身を取り巻く
「環境、人、モノ、マーケット、顧客等」全てのことです。

世界的に有名な米国の自動車メーカーGM社は、1990年代の前半に「サターン」
という車をマーケットに投入したことで、顧客に混乱を起こしました。

それまでは、GM社の車のラインナップがある程度のヒエラルキーで構成されていて、
いつかは「キャデラック」という共通認識ができていました。

これが、誰でも迷わず気軽に乗れる、ある意味万能な車である「サターン」が入ってきたことにより、
誰が乗る車か?どの車種の次に乗る車か?その次は何か?
がわからなくなり、顧客を混乱させてしまったばかりか、販売員まで混乱をさせたと聞きます。
その後のGM社の状況を見ていると、世界市場までをも混乱させたと言っても過言ではありません。

これらはグローバル展開している大企業の話しだから・・・と思っていたら、間違いです。
関係する周囲の規模は違えど、自社や自分のビジネス、自身の人間関係に与えるインパクトは、変わりません。

「すっと社会から必要とされる存在であるために」は、自社や自分と周囲との関係性を見直し、
持続可能な関係構築をしていく。
そのために私たちは、カウンセリングを通して一緒に本質を見定め、歩んでいきます。