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スタイルブランディング®コラム

確認バイアス

(2014-04-30)

わたしたちはすでに持っている思いこみを裏付けようとするだけでなく、 その誤りを証明しかねない情報を、すばやく退けてしまうのだ。 わたしたしは日常生活でも同じことをやっている。自分の意見を裏付けたり、 以前行った選択を正当化するような情報を進んで受け入れるのだ。 何といっても、自分の考えを疑うより、その正しさを証明する方が気分がいい。 だから賛成意見だけをじっくり考慮し、反対意見は頭の片隅に追いやる。 だが自分の行った選択を最大限に活かすには、都合の悪いことうを進んで 受け入れなくてはならない。 ~「選択の科学」著:シーナ・アイエンガー 訳:櫻井祐子 発行:文藝春秋 =..続きを読む

関連づけ

(2014-04-24)

わたしたちはどこにでもパターンを見つけたがる。 わたしたちの精神は、無意識のうちに秩序を探そうとする。 わたしたちはさまざまな情報間の関係を明らかにしようとするが、 このような性向が、意思決定においても重要な役割を果たしている。 こうした関連づけは、推論を行う上でとても大切な能力だが、 わたしたちが実存しないパターンを見るとき、または実際のパターンが わたしたちが思う以上に複雑なとき、判断が曇ることがある。 ~「選択の科学」著:シーナ・アイエンガー 訳:櫻井祐子 発行:文藝春秋 ============================================== ..続きを読む

フレーミング

(2014-04-19)

どうやら、わたしたちが情報をどのようにとらえるか、 またはどのように情報を提示するかによって、選択に対する見方や判断が大きく変わるようだ。 わたしたちは新しい情報に出会ったり、古い情報を見直すたびに、 それが提示される方法(フレーミング)に影響される。 提示方法を自分に有利に操作することもできるが、ときには提示方法のせいで、 判断が曇ることがあるのだ。 ~「選択の科学」著:シーナ・アイエンガー 訳:櫻井祐子 発行:文藝春秋 ============================================== 情報をどうやってキャッチして理解し、そこから何を考えるか。..続きを読む

想起しやすさ

(2014-04-14)

人は記憶の中の取り出しやすい情報に注目し、重視することが多く、 ひいてはそのような情報を基にして判断を下す傾向がある。 この現象は「想起しやすさ」(利用可能性)のヒューリスティック(経験則) と呼ばれる。 ~「選択の科学」著:シーナ・アイエンガー 訳:櫻井祐子 発行:文藝春秋 ============================================== 確かに思い当たる節が多々あります。 誰かに何か贈りものをするとき、その人のいつもの服装や持ち物、 最近あった時の印象や発言を思い出して、贈り物を決めたりします。 何を食べようか迷った際にも、その前の..続きを読む

経験則について考える

(2014-04-07)

くだけすぎた服装よりは、かっちりしすぎた服装の方がいい。 駆け引きや交渉では、自分が期待するより多くを要求しよう。 夜遅くにおやつを食べてはいけない。 自分のよく知っていることをやろう。論点を別の視点から考えてみよう。 住宅にかけるお金は年収の35%まで。それに何があっても、一杯引っかけてから 昔の恋人に電話しないこと。 こういった経験的な常識は、結構役に立つことが多い。 (中略) このような法則は、心理学用語ではヒューリスティック(経験則)と呼ばれる。 (中略) ヒューリスティックは意識的に用いることもあれば、潜在意識のレベルで働いて、 とっさの判断や直感をもたらすこと..続きを読む

2つのシステム

(2014-04-02)

(中略)わたしたちが相反する2つの選択肢の間で引き裂かれるとき、 心の中では何がおきているのだろう?そんなとき、2つの別々の脳で考えている ような気がしたとしても、あながち的はずれとは言えない。 (中略)第一のものは「自動システム」と呼ばれるもので、すばやく、たやすく、 無意識のうちに作用する。 (中略)これに対し、「熟慮システム」を動かしているのは、未加工の感覚情報 ではなく、論理や理性である。 わたしたちが向き合い、耳を傾けなくてはいけないのが、このシステムだ。 ~「選択の科学」著:シーナ・アイエンガー 訳:櫻井祐子 発行:文藝春秋 =================..続きを読む

選択を左右するもの

(2014-03-26)

人間は、衝動のために長期的な利益を犠牲にしてしまう。 そうしないために、選択を左右する内的要因を知る必要がある ~「選択の科学」著:シーナ・アイエンガー 訳:櫻井祐子 発行:文藝春秋 ============================================== 自分の意思決定のクセをしっておく必要があるということだと思います。 内的要因=思考や感情の「習慣」。ついつい陥ってしまう思考も含めて。 自分は何に影響を受けやすいのか。自分は誰に影響を受けやすいのか。 裏を返せば、「何を指針に情報を判断して物事を決めるのか」ということ。 内的要因の多くは、 ..続きを読む

他人の選んだものは選びたくない

(2014-03-19)

彼は自分の希望にぴったりのものが何であり、なぜ自分がそれを欲しいのかを 承知しており、自分一人でその結論を出したこともわかっていた。 それなのに土壇場になって、一言でいえば「まねっこしたくない」という理由で、 優先順位をころっと変えたのだ。 ~「選択の科学」著:シーナ・アイエンガー 訳:櫻井祐子 発行:文藝春秋 ============================================== 論理的に考えて選択したはずのもの(こと)が、 最後の最後に一瞬にして違うものを選択してしまうことがあります。 それが「他人の選んだものは選びたくない」という感情。 「..続きを読む

大多数よりは目立ちたいが少数派になるのはごめんだ

(2014-03-14)

わたしたちは、ある程度までなら独自性を高く評価し、強く求める。 しかし、自分の選択を人に理解してもらうことも、それと同じくらい大切なことなのだ。 ネクタイに独自の感性を持つことと、ファッションでひんしゅくを買うことは、紙一重だ。 ほとんどの人が、ネクタイはこうあるべきだという常識に異議を唱えるより、安全策を選ぶ。 大多数の人よりは目立ちたいが、奇抜で孤独な少数派になるのはごめんだ。 ときには他人の目を気にして、本当に着けたいネクタイを着けないことだってあるかもしれない。 だれもがみな、正規分布曲線上で、一番居心地の良い場所を探そうとする。 ~「選択の科学」著:シーナ・アイ..続きを読む

集団のためか、個人のためか

(2014-03-06)

自分のことを少し振り返ってほしい。 何かを選択するとき、あなたが真っ先に考えるのは、 自分が何を求めているのか、何があれば自分は幸せになるのか? ということだろうか? それとも、自分だけでなく周りの人たちにとっても、 何がベストかを考えるだろうか? (中略) あなたは選択を行う際、「わたし」と「わたしたち」の どちらに優先を置くように教えられているだろうか? ~「選択の科学」著:シーナ・アイエンガー 訳:櫻井祐子 発行:文藝春秋 ============================================== 考えさせられますね。 何を目的とした選択=意..続きを読む