スタイルブランディング®コラム

共通の使命が組織を束ねる/スタイルブランディング®コラム

(2007-08-29)


明確かつ焦点のはっきりとした共通の使命だけが、
組織を一体とし、成果をあげさせる。
焦点の定まった明確な使命がなければ、
組織はただちに組織としての信頼性を失う。

              ~P.Fドラッカー「ポスト資本主義社会」

引用:「経営の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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やはりここでも、「明確な使命だけが成果を・・」と言い切っています。
最後には「使命がなければ信頼性を失う」とまで。
そう明確に使命と言われても・・と思う方もいらっしゃるでしょう。
私もそう思います。

本当に明確な使命が定まっていなければ、成果は出ないでしょうか?
一時的には出るかもしれませんが、継続的に成果を出すようにはなるのは難しいのかもしれません。

昔、私が勤めていた会社の会長が各組織の責任者に対して
「それぞれの組織の使命を全員で考え、言葉にして、宣言してください」
という課題を与えたことがありました。
その会社には、行動指針や綱領、信条・・といったものが存在していたのですが、
それに捉われず、各組織単位で考えさせました。
持ち帰って、部のメンバーたちと話し合いましたね。
個別に意見を出してもらって。新人、ベテラン関係なく。
最後はその年に入社した新卒社員の意見に集約され、他の部署に宣言した覚えがあります。

最初は忙しい時になんで?と思いましたし、メンバーも主体的に取り組もうとしませんでしたが、
自分たちの目的をはっきりさせるためには、とても良い機会になりました。
そして、宣言することで、必死に掲げた使命を全うしようと考えるようになりました。
掲げた使命が、正しいか正しくないかではなく、組織を自分たちのものとして
実感させるためのものだったということになります。
結果、継続的に成果を生み出す文化が根付いたような感じです。

会長として会社全体の組織に適切なマネジメントを施した一例といえるでしょう。

株式会社スタイルブランディング
平山正人