スタイルブランディング®コラム

職業を選べる悩み/スタイルブランディング®コラム

(2006-09-01)


先進国社会は、自由意志によって職業を選べる社会へと急速に移行しつつある。
今日の問題は、選択肢の少なさではなく、逆にその多さにある。
あまりの多くの選択肢、機会、進路が、若者を惑わし悩ませる。

                         ~P.Fドラッカー「断絶の時代」

引用:「仕事の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
============================================================
ある、学生が数社の内定企業の条件を記したA4のドキュメントを持参し、
「どの会社にしたらいいですかね?」と相談してきました。

とある学生は、就職活動支援サイトで数百社の企業の情報をデータベース化し、学生に提供していました。

そのデータを手に入れた別の学生は、これで自分にあう会社が見つかると思い、
就活に活路を見出そうとしている。

見落とさないで欲しい。
「何をするか」も大切だが、
「何をしないか」をきちんと決めることが、自分らしい選択ができる材料にもなることを。

株式会社スタイルブランディング
平山正人