スタイルブランディング®コラム

自分を使って何をしたいか/スタイルブランディング®コラム

(2006-08-15)


選択肢を前にした若者が答えるべき問題は、正確には、
何をしたらよいかではなく、自分を使って何をしたいかである。
                     ~P.Fドラッカー「経営者の条件」

引用:「仕事の哲学」著者:P.F.ドラッカー/編訳:上田惇生/発行:ダイヤモンド社
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ドラッカーは若者といっていますが、若者よりもビジネス経験を持つ人たちこそが
当てはまる言葉ではないでしょうか?
中途社員の採用面接をしている場面や、キャリアカウンセリングをしている場面で、
「何がしたいですか?」と聞くと、割と明確に答えられる人が多いのですが、
「それはあなたのどんな部分を生かしてやるんですか?」と聞くと、答えに窮する方がほとんどです。

「やりたい」と思う事に対して「周囲を納得させたり、信頼させたりする根拠」
ということが大切なんだと思います。
就職したり、転職したり、キャリア形成に悩むというのは、
自分がやりたいことをするにあたり、周囲を納得させ、信頼してもらい、自己実現する為のステージや環境を
どんな組織や企業に求めればいいのか?を悩んでいるのではないのでしょうか。

周囲の納得感や信頼感は、自分のブランドから生まれます。
自分のブランドを明確にして、そのブランドをどう使って、どう伝えるか?

今やっている仕事に照らし合わせてみてください。
自分のどんなブランドを使って何をしてますか?

株式会社スタイルブランディング
平山正人